ミュージカルの本場・ブロードウェイでも大人気の舞台『ビートルジュース』の日本版の上演が決定し、主演はSixTONESのジェシーさんが務めることで話題になっていますね。
演出はコメディの奇才と言われる福田雄一監督が務め、SixTONESのファンからはもちろん、ミュージカルファンからも期待が集まっていて、同映画のジェシーさんのビジュアルもビートルジュースの個性的な様子にマッチしている期待の作品。
この『ビートルジュース』はティムバートン監督の映画が原作なんですが、どんなお話かご存知でしょうか。
またジェシーさん以外にビートルジュースと関わるキャラクターのキャストも気になります。
今回は日本版の上演が決まった『ビートルジュース』の日本版キャストと原作ストーリーについてご紹介します。
ビートルジュース(日本ミュージカル)のキャスト
『ビートルジュース』の原作は個性豊かなキャラクターたちが魅力の作品ですが、日本版の舞台では一体誰が出演するのでしょうか ?
原作でのビートルジュースというキャラクターは死後の世界のガイド人でで、USJのショーでのキャラとは違っているのですが、トラブルメーカーでかなり個性の強い幽霊。
そんなビートルジュースを演じるのはSixTONESのジェシーさんです。
ジェシー
ジェシーさんが演じるビートルジュースは、自称人間追い出し屋なのですが、実際に人間を追い出せたことはなく、何かとトラブルを起こしがちな危険人物。
作中では不慮の事故で幽霊になってしまったアダム夫妻に協力しますが、現世への生き返りを企んで暴走してしまうという登場から退場まで現場を引っ掻き回すとんでもないキャラクターなんです。
ジェシーさんはミュージカル初主演ということですが、SixTONESといえば歌唱力の高さが評判ですし、ジェシーさんもかなりの歌唱力を持っていますよね。
ビートルジュースというなかなかにクレイジーな役ですが、名演を期待されています。
勝地涼
そんな厄介者・ビートルジュースに助けを求めてしまう幽霊の1人、アダムを演じるのは勝地涼(かつぢ りょう)さん。
アダムは不慮の事故で命を落としてしまい、自分たちが生前住んでいた家から新たに引っ越してきた人間を追い出すために奮闘する幽霊。
勝地さんといえば、ドラマなどでのコミカルな演技も評判で、舞台にも数多く出演し、主演の経験もありますし、ジェシーさんと良いタッグが組めそうですね。
愛加あゆ
そしてアダムの妻であるバーバラ役は元宝塚トップ娘役の愛加あゆ(まなか あゆ)さんが務めます。
バーバラはアダムと一緒に車に乗っていたところ、不慮の事故で命を落としてしまった夫婦で、アダムと一緒に自分たちの生前の家を守ろうと奮闘します。
愛加さんは宝塚歌劇団に2005年に91期生として入団し、2012年12月から退団する2014年8月まで雪組のトップ娘役として活躍。
舞台経験も豊富な方なので、今作でどんな演技を見せてくれるのか楽しみなキャストの一人ではないでしょうか。
吉野圭吾
続いてアダム達が住んでいた家に引っ越してくる一家の長、チャールズ役を演じるのは吉野圭吾(よしの けいご)さんです。
チャールズはとにかく金儲けに目がない富豪で、娘から聞かされたアダムたちをあえて降霊して呼び出そうとしたり、家を幽霊博物館にして金儲けしようと計画するなど、幽霊たちからすると脅威になりそうな人物です。
吉野さんは劇団四季の出身で、ずっとミュージカル界で活躍されてきた日本を代表するミュージカル俳優の1人と言っても過言ではないキャストです。
瀬奈じゅん
チャールズの後妻のデリアを演じるのは元宝塚トップスターの瀬奈じゅん(せな じゅん)さん。
デリアは一人よがりな彫刻を作っている芸術家気取りの野心家で、家を改装して美術界のメッカにし、ニューヨークの美術界を見返してやろうと企んでいます。
瀬奈さんは1992年に78期生として宝塚歌劇団に入団し、2005年に月組トップスターに就任すると、2009年に退団するまでに『エリザベート』で主要3役を全て演じるという記録を打ち立てた人物。
退団公演後のパレードには8000人が集まるなど、レジェンド級の活躍をしていました。
清水美依紗
チャールズとデリアの娘であるリディアを演じるのはZ世代の歌姫として人気の清水美依紗(しみず みいしゃ)さん。
リディアは一家の中で唯一幽霊が見える女の子で、亡き母への思いと両親への反抗心から幽霊であるアダム夫婦に協力するようになります。
清水さんは2016年に短期留学中だったアメリカのプロへの登竜門と名高いアポロ・シアターで歌い、2017年9月放送の『THEカラオケ★バトル』では優勝。
2021年にはディズニーのグローバルな祭典「アルティメット・プリンセス・セレブレーション」の日本版テーマソングをメジャーデビュー前に担当し、大きな話題になりました。
ビートルジュース(日本ミュージカル)の原作ストーリーは?
『ビートルジュース』の原作は、1988年に公開されたティム・バートン監督の同名映画で、ティム・バートン監督の作風でもあるダークだけどコミカルな感じが色濃く出ている名作映画です。
ストーリーは、田舎町の一軒家に住んでいたアダムとバーバラ夫妻はある日、不慮の自動車事故で車ごと橋から落ちてしまい、2人とも命を落としてしまいます。
幽霊になった2人は自分たちの家に居つくものの、なかなか幽霊としての自覚が持てずにいたところ、屋根裏部屋で「新しく死者になった者へのガイドブック」を発見します。
その内に家は売りに出されてしまい、ニューヨークからチャールズ一家が引っ越してきました。
チャールズ夫妻が家を改造しようとするのを見たアダム達は、自分の家を守ろうと彼らを追い出そうとしますが、幽霊が見えないチャールズ達には効果なし。
そこでハンドブックを頼りにアフター・ライフのケースワーカーに相談すると、「ビートルジュースは危険だ」とだけ忠告されます。
しかし、何をやっても効果がなく、他に方法がないと思ったアダム達は藁にも縋る思いでビートルジュースに頼ることに…。
そんな中唯一アダム達を見ることができる引きこもりの娘リディアは、2人と仲良くなって親への反抗心から追い出し計画に協力します。
果たしてアダム達はチャールズ一家を追い出すことができるのか、私利私欲に走るトラブルメーカーなビートルジュースはちゃんと協力してくれるのか…。
「ビートルジュース」の原作はちょっと怖いけれど、くすっと笑えるホラーコメディ作品となっています。
ビートルジュース(日本ミュージカル)のチケット入手方法といつから発売?
日本版『ビートルジュース』の公演日程は以下のようになっています。
- 東京公演:8月4日(金)~27日(日) 新橋演舞場
- 愛知公演:9月2日(土)~8日(金) 御園座
- 大阪公演:9月13日(水)~27日(水) 大阪松竹座
チケットの発売は各日程分の一般発売が6月25日(日)10時〜発売予定ですが、申し込み方法はまだ発表されていません。
また座席や料金(全席指定)については公演場所によって異なり、1日2回公演がある日もあります。
東京(税込) | 愛知(税込) | 大阪(税込) |
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1等席 14000円 | S席 14000円 | S席 14000円 |
2等席 10000円 | A席 10000円 | A席 10000円 |
3等A席 6000円 | ||
3等B席 3500円 | ||
桟敷席 15000円 |
新橋演舞場と大阪松竹座はチケットWeb松竹から、御園座は御園座オンラインチケットからも販売されていることが多いようなので、販売窓口が発表され次第チェックしてみてくださいね。
ビートルジュース(日本ミュージカル)のキャストと原作ストーリーは?まとめ
今回はミュージカル『ビートルジュース』の日本版キャストと原作のストーリーなどについてご紹介しました。
ビートルジュースはUSJのハロウィンでも人気のキャラクターで、特徴的なストライプのスーツに見覚えのある方も多いのではないでしょうか?
映画の続編も今年中に撮影が始まるという話もありますので、そちらも期待したいですね。