ジブリ作品といえば、日本の誇るアニメーション映画として毎回想像をはるかに超える作品を私たちに届けてくれますよね。
どれも情熱と独特の世界観が込められていて魅了される作品ですが、人気順やその興行収入はどうなっているのでしょうか。
そこで今回はジブリ作品の人気順や一番の代表作は何なのか、興行収入ランキングについて紹介していきます。
ジブリ作品の人気順は？[2023年最新]
ジブリの直近の作品は2021年8月に公開された「劇場版アーヤと魔女」でしたが、2年ぶりの2023年7月14日から宮崎駿監督が脚本監督を務める新作「君たちはどう生きるか」が公開になっていますね。
歴代の作品の中には幼児から楽しめるものや、大人も考えさせられる物語がありますが、全ての方に人気を集めている作品はどれなのでしょうか。
ここでは歴代のジブリ作品の中から最新の人気順を紹介していきます。
第5位 風の谷のナウシカ
宮崎駿監督の長編アニメーション映画第2作として公開した「風の谷のナウシカ」は、現実世界ではありえない姿をした巨大な蟲 (むし)と「腐海」という有毒のガスを発する菌類の森、そしてそれらと共存し生きている者たちを描いたストーリー。
シリアスな部分も多くあるため、子供が見ると少し怖いイメージがあるかもしれませんが、森林破壊や生き物の住む場所を奪っている人間の身勝手さを改めて感じる内容で、大人も興味深い作品ではないでしょうか。
今のこの時代だからこそ多くの人に見てほしい作品と言えそうですね。
第4位 魔女の宅急便
1989年にアニメ映画化版が制作された「魔女の宅急便」は、主人公である13歳のキキが独り立ちするため知らない町で魔女として生活をしていく物語。
キキが選んだのは大きな海に浮かぶ街で、街に魔女が来たとしてキキは住民の注目を集めてしまい、様々なトラブルを引き起こしてしまいます。
それによって街の人から厄介払いされますが、途方に暮れていた時に出会ったのがコリコの町のパン屋「グーチョキパン店」のおかみさんであるおソノさんでした。
そこからキキの魔女としての修行が本格的に始まるのですが、キキはまだ13歳で少女から大人への階段を登ろうとしている段階。
いろんな出会いによって、様々な感情が生まれることでキキは葛藤と共に成長していきます。
第3位 天空の城ラピュタ
「親方！空から女の子が」「人がゴミのようだ」「バルス」などのセリフが有名な「天空の城ラピュタ」。
鉱山で働く見習い機械工であるパズーはある日、空から落ちてくる女の子シータを発見します。
シータは軍から狙われているのですが、更には海賊にまで追われる身。
パズーはそんなシータを守ることを決意し、飛行石とラピュタを巡る冒険の旅へと出発します。
淡い恋心とシータの抱える辛くも儚い現実に2人はどう立ち向かっていくのか。
パズーとシータを支える周囲の人物も魅力的な作品です。
第2位 となりのトトロ
幼い頃、「となりのトトロ」を見て「トトロに会いたい」「夜トトロが会いにきてくれないかな」と、植物を大きくする姿を真似した方も多いのではないでしょうか。
となりのトトロは小学生のサツキと、幼い妹のメイが母親の入院している病院の近くに引っ越してきたところで物語が始まります。
考古学者のお父さんと3人で暮らしていますが、しっかり者のサツキとお転婆で自由なメイ姉妹が可愛く、二人だから出会うことができたトトロはキャラクターとして今も人気ですよね。
トトロ、ネコバス、まっくろくろすけとこの映画には多くの人気キャラが出てきますが、実はそれぞれの登場回数はとても少ないんです。
それでも今のグッズ化されるほど人気があるということは、ジブリの不思議な世界観と魅力を代表した作品と言えそうです。
第1位 千と千尋の神隠し
2023年最新のジブリ作品の人気第1位は「千と千尋の神隠し」。
主人公・千尋は両親と引っ越しをしているの最中に、人間が立ち入ってはいけない神道の八百万(やおよろず)の神々が住んでいる場所に迷い込みます。
気味が悪いと感じた千尋は早く帰ろうと両親にお願いしますが、二人はなんと豚の姿に変えられていました。
千尋は豚になってしまった両親を救うべく、少年ハクに助けられながら恐ろしい魔女の湯婆婆の湯屋で働くことに。
そこから広がる奇妙な世界や出会う生き物たち、そして千尋とハクの関係性にも注目な不思議な世界観が楽しめる作品です。
ジブリ作品一番の代表作は？
ジブリ作品の一番の代表作といえばやはり「となりのトトロ」ではないでしょうか。
恐らく多くの人がジブリを見るきっかけとなり、幼い子供もとなりのトトロからジブリ作品へ触れていくいう方も多いはず。
となりのトトロは2人の少女と森を守る神様とされているトトロによる心温まるストーリー。
「トイ・ストーリー」や「ファインディング・ニモ」の監督として知られるジョン・ラセターさんも「僕の人生で最も好きな映画の1つ」とコメントするなど、日本だけではなく海外でもその人気は絶大のようです。
「となりのトトロ」には様々は考察があり、サツキの将来や子供、お母さんの病気のことなど色々な推理がされていますね。
それらもトトロの世界観に魅了された人たちの楽しみではないでしょうか。
ジブリ作品の興行収入ランキング
続いてジブリ作品の興行収入ランキングですが、人気ともに1位となっているのが「千と千尋の神隠し」で、歴代の日本アニメ映画の中で2位となっています。(1位は「鬼滅の刃 無限列車編」)
「鬼滅の刃 無限列車編」が公開されるまでの19年間はずっと1位をキープしており、その人気の高さが分かりますね。
・第1位 「千と千尋の神隠し」 316.8億円
・第2位 「もののけ姫」 201.8億円
・第3位 「ハウルの動く城」 196億円
・第4位 「崖の上のポニョ」 155億円
・第5位 「風立ちぬ」 120.2億円
アニメ映画の興行収入ランキング10位以内には4作品がランクインしていて、全て宮崎駿さんが監督を務めた作品となっているんです。
とはいえ、ジブリ映画を手がける監督は、宮崎駿監督をはじめ、高畑勲さん・近藤喜文さんなど多数存在し、監督によってその世界観も様々なところが魅力。
どの作品もジブリにかける情熱はすばらしいものなので、そこを見るのも楽しみ方の一つなのかもしれませんね。
ジブリ作品の人気順や一番の代表作は？興行収入ランキングまとめ
これまで多くの作品を世に誕生させ、世界中の人の心に感動を届けてきたジブリ作品ですが、一度観ただけでは分からないほど深い意味やテーマが一つ一つの作品に込められていて、大人でも心を掴まれてしまうのではないでしょうか。
2023年夏には宮崎駿監督が10年ぶりに監督脚本を務めた作品「君たちはどう生きるか」が公開予定ですので、そちらも楽しみにしたいですね。
