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すずめの戸締まりの時系列とすずめが旅したのは何年の設定?

すずめの戸締まりは東日本大震災から12年後を生きるすずめ(鈴芽)が閉じ師の草太と出会って旅をしますが、常世と現世が映し出されることで、時系列が難しいところがありますよね。

エンディングですずめは常世で4歳の頃の自分と再会しますが、時系列はどうなっているのでしょうか。

ここではすずめの戸締まりの時系列とすずめが旅したのは何年の設定で、いつ旅を終えたのか、ラストシーンで草太と再会したのはいつなのかについて紹介します。

目次


すずめの戸締まりの時系列とすずめが旅したのは何年の設定?

「すずめの戸締まり」の主人公・鈴芽(すずめ)は17歳の高校生で、4歳の時に東日本大震災を経験しています。

震災でシングルマザーだった母親を亡くし、宮崎県の伯母のところに住むようになりますが、そこですでに12年暮らしていると話していることから、鈴芽が草太と日本各地の扉を閉じる旅に出たのは震災から12年後の2023年。

物語のラストで鈴芽の常世で4歳の頃の自分に出会いますが、その鈴芽はまだお母さんを亡くしたばかりで現実を受け入れられない状態でした。

しかし12年後と鈴芽に会い、

今はどんなに悲しくてもすずめはちゃんと大きくなるの。だから心配しないで、未来なんて怖くない。

引用:小説「すずめの戸締まり」

 という言葉をかけられ、生きていく希望を見つけたように感じましたよね。

作品の中で草太の祖父が言っていたように鈴芽は幼少期に常世に迷い込んだことがある、そしてそこで17歳になった自分に言葉をかけられその後の12年元気に過ごすことが出来たと考えられるわけです。

この流れを時系列で説明すると、次のようになります。

  • 2011年3月11日(4歳):震災で母親の居場所がわからなくなる/岩手県
  • 震災〜数日:母親を探し、常世に迷い込む
  • 常世で17歳の自分(鈴芽)と会う
  • 2011年3月中:再びカラフルな絵が描けるようになり、伯母の環さんが住む宮崎へ移住する
  • 2023年9月(17歳):登校中に草太と出会う
  • 2023年9月29日(17歳):岩手県の実家で後ろ戸に入る→4歳の自分に出会う

すなわち、草太と出会う前は鈴芽は過去の出来事を忘れていますが、4歳の時に16歳の自分から声をかけられ、「大事なこと」を教えてもらっていたわけです。

それを岩手県にある自分の後ろ戸から入る時に思い出し、「私忘れてた、大事なこと、もう貰ってたんだ。行ってきます!」と言ったと解釈できますね。

すずめの戸締まり/草太がすずめにもう一度会いにきたのはいつ?

すずめの戸締まりで草太と鈴芽(すずめ)は岩手県から東京までの間で別れますが、草太がもう一度鈴芽に会いに行ったシーンで締めくくっていますよね。

草太は鈴芽たちと別れた後、戸締まりをしながら東京へ戻ると言っていましたが、すずめに会いに宮崎を訪れたのはいつだったのでしょうか。

まず、初めにすずめの旅が9月だったことは作品に出てくるスマホを見ると分かりますよね。

そして、鈴芽が4歳の時に扉を開けたのは「満月の日」と言っていることから、岩手に行ったのが2023年9月中の満月、29日であることが分かります。

その後、鈴芽と環さんはすずめの戸締まりの旅でお世話になった人と再会しながら宮崎へ戻り、草太が再び鈴芽会いにきたのは鈴芽が冬服を着ている頃。

二人が再会したのは岩手で別れてから約5ヶ月後の2月で、「おかえり」と声をかけるのです。

すずめの戸締まりの時系列とすずめが旅したのは何年の設定?まとめ

今回はすずめの戸締まりですずめについての時系列と、すずめが現世で旅したのは何年の設定でいつ旅を終えたのか、草太と再会した日についてご紹介しました。

物語の最初のすずめ夢のシーンで、小さい頃の自分が誰かと出会うシーンが描かれていますが、それは実際に自分が4歳の時に常世で見た17歳の自分の姿ということなんですね。

そして、草太に初めて会った時に「どこかで会ったような・・・」と言っているのも、4歳の時に17歳の自分といた草太を見た記憶ということになります。

すなわち、17歳のすずめが後ろ戸を閉じる旅に出なければ、4歳のすずめに出会うことが出来なかった、逆に言えば震災の後、明るく過ごして17歳を迎えることは出来なかったと考察できますね。

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